Suicaを使って入場・エリア外で降りると一体どんなことが待ち受けているのか?

カテゴリー:思いつき取材 投稿日:

この3月にPASMOが登場してからというもの、首都圏の電車移動は、ほぼSuica一枚で済むようになりました(PASMOでも良いのですが、発着駅がJRなもので)。間違って財布をすっからかんにするまで飲んでしまっても、ATMを探さずに家まで電車で帰れるのは大変有り難いことです。駅構内でちょっとした買い物も出来ますし。

ただ、Suicaにしても、PASMOにしても、使用できるエリアは限定されています。遠くに出かけたときに、もしそこがエリア外の駅だったりしたら…まあ、降りれないことはもちろん無いでしょうし、たぶん罰則とかも無いんでしょうが、JRのホームページにはその辺のことが一切書かれていません。

と言うわけで。思いつき取材の第2回として、JR東日本のお客様相談室に電話してみることにしました。


松:「Suicaで入場して、エリア外の駅と解らずに降りちゃった場合、どうすれば良いんですか?」

担:「基本的には、切符を無くした時と同じです。降りる駅で、乗った駅を自己申告していただき、全額を精算してください。3/18以降はこのようになっています。」

松:「え?これまでは、何か違ったんですか??」

担:「3/18にPASMOとの相互乗り入れを開始した関係で、現在は、入場した時点では、初乗り運賃を引いていないんです。だから、全額精算ということで。前は入場の時点でいくらか引かれていましたよね?」

松:「あー、なるほど、なるほど。では、再びエリア内の駅に戻るときはどうすれば良いんですか?」

担:「スムーズなのは、降りる駅の切符を買っていただき、降りる駅で『前回こんなことがあった』旨を、駅員にお申し出下さい。そこで、Suica上の記録を正常化させていただきます。もちろん、部分的にSuicaを使う形での精算も可能です。」

松:「次に乗る駅がエリア内だとか、無人駅で降りた場合とかはどうなるんでしょうか?」

担:「次に乗る駅がエリア内になる場合は、改札でタッチする前に駅員にお伝え下さい。そこで、記録を正常化させていただきます。無人駅で降りた場合は、次に乗る/降りる駅で駅員にお伝え下さい。そこで精算になります。」

松:「でも、こういった仕組みだと、キセルされたりしちゃいませんか?」

担:「キセルには重いペナルティがあります。また、Suicaは一日をまたいで使えませんから、Suicaの使えない遠くまで出かけて、数日滞在後、素知らぬ顔で出発駅の近所の駅で降りようとしてもわかります。Suicaには入場時間も記録されていますので、そうした違反行為は絶対におやめ下さい。」


まああれですね。Suicaに一杯チャージしていても、遠くに出かけるときはそれなりの現金をちゃんと財布に入れておけと言うことで。当たり前と言えば当たり前ですが…だいぶスッキリしました。

さて、今回は想定問答を一通り整理してから電話したので、前回に比べると、当初聞きたかったことはだいぶ上手に聞けました。でも、3/17日以前はどうだったのか、現金を持っていなかったらどうなるのか、など、後で思うと聞き漏らしたことも結構あるので、まだ赤点の25点ぐらいということで。一応、書き物のプロなわけですし、何の準備も無いままの取材でも、120点ぐらいの成果をいつでも目指したいところ。いろいろ工夫しつつ、懲りずに継続的にやってみようと思います。



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