つい最近まで地獄のような暑い日々が続いていたかと思いきや、季節はもうすっかり秋。いつも手伝いに行っている農家でも、秋の作物がどんどん収穫の時期を迎えています。
とくに、今年は栗が大豊作。9月の終わり頃から、この連休にかけて、いつもより甘くて大粒の実が大量に採れました。
ふつう大きくて30gくらいの品種らしいんですが、今年はそのくらいのサイズで当たり前。40g台のやつも結構あります。日照にかなり左右される作物らしいので、猛暑もプラスに働いたんでしょう。
いつもだと出荷しないような小粒のものだけを分けて貰うんですが、今年はその辺を気にすることもなく、家族や友人知人に配りまくれるほどたくさん分けて貰いました。そろそろ旬を過ぎるようで、この連休に採ってきたものはだいぶ味も落ちていましたが、それでも当分は栗づくしの幸せな日々を過ごせそうです。
さて、栗ってやつは、小ければ小さいで剥くのが大変ですけど、大きすぎると今度は茹でるのが大変です。30gを超えるような特大サイズともなると、1時間近く煮ないと熱が芯まで通りません。でも、あまり茹ですぎると、今度は香りが逃げ出して、水っぽくなってしまいます。「栗に茹ですぎはない」とは言いますが、やっぱりやり過ぎは良くないみたいです。
でも、栗ご飯であればその辺の心配はいらないとのこと。芯までしっかり熱も通るし、お米全体にうま味や香りが移るので、水っぽさも感じないのだとか。
自炊をほとんどしない独身男にとって、栗の皮を剥くのはちょっと大変そうですが、折角なのでチャレンジしてみることに。今年のは大粒な分、剥く回数が少なくて済みますしね。
でまあ、以下簡単にレシピ。
もっとも簡単な栗ご飯の作り方
材料
- お米・・・2合
- 栗・・・200~300g(大サイズで10個ほど)
- 醤油・・・大さじ1杯
手順
まず、煮立ったお湯の中に栗を入れて、2~3分茹でて、水に浸けます。
包丁で剛皮を剥きます。表面に熱が通っているので、結構簡単に剥けます。で、そのまま渋皮もざっと剥いて、水に浸けた後、残った渋皮を爪でごしごしこそぎ落とします。
あとは適当なサイズにカットして、醤油でほんのり味付けをして、いつも通りの水の量で焚くだけで・・・
栗ご飯の完成!
初めてとは思えないほど、大変おいしく食べられました。
まあ、小粒の栗だと倍ぐらい皮を剥かなきゃならないのでしょうが、それでも下準備は20~30分もあれば済むことでしょう。
スーパーに出回っている国産の栗も、ぼちぼち旬では無くなりますので、試してみたい方はどうぞお早めに。